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2024.8.3 「予防歯科」を実践しましょう

プールや夏祭り、花火大会など夏のイベントがたくさんありますね。

猛暑日が続いていますので、熱中症には気を付けながら夏を楽しみましょう。

 

今回は「予防歯科」についてお話します。

 

むし歯とは、口の中にいる原因菌(ミュータンス菌)が糖分をえさにして

作り出した酸が、歯の成分を溶かした状態のこと。

むし歯は痛みで家事や仕事に支障をきたすだけでなく、口臭が人とのコミュニケーションに

影響しますし、食事の制約など、QOL(生活の質)の低下にも繋がります。

また、大人の口の中の原因菌は、子どもと同じ食器を使ったり、熱いものをふうふう吹いて

冷ましてあげる時などに、唾液を通じて感染することもあります。

 

むし歯の予防のために大切なことは、糖分が口の中にある時間を短くすることと、

原因菌のかたまりである歯垢(プラーク)をしっかり落とすこと、歯質を強くすることです。

成人のむし歯経験率が9割と高いのは、不規則な食生活と間食により、

口の中に糖がある時間が長くなったことに加え、近年、日本人の顎が小さくなり、

歯並びの悪い人が増えていることも影響していると考えられます。

歯並びの悪い部分には歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢が残りやすいのです。

 

歯垢は、細菌が作り出すネバネバの物質によって歯に強く付着しています。

うがいだけでは落ちないので、歯ブラシによるブラッシングが欠かせません。

奥歯のかみ合わせ面や歯と歯の間はむし歯になりやすいので、特にしっかりみがきましょう。

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落ちにくいので、デンタルフロスや歯間ブラシを使います。

日本では、海外に比べるとこれら補助用具を使う人が少ないのですが、

歯垢をきちんと落とすためにぜひ活用していただきたいものです。

また、奥歯や歯並びの悪いところにはワンタフトブラシも適しています。

 

気になる症状があるときはもちろん、効果的なセルフケアを実践するためにも

定期的に歯科専門家に診てもらい、適切なブラッシングができているかを確認し、

自分に合ったみがき方をアドバイスしてもらうと良いでしょう。

 

一方、歯質を強くしてむし歯になりにくくするには「フッ素(フッ化物)」が役立ちます。

フッ素は自然界にある微量元素で、人間の歯や骨を作るのに欠かせない必須栄養素のひとつです。

歯科専門家にフッ素を年に数回歯に塗布してもらい、毎日のセルフケアでは

フッ素配合の歯みがきやフッ素ジェルなどを使うことで、歯にフッ素を残すことが大切です。

 

むし歯は就寝中にできやすいので、特におやすみ前のセルフケアは大切です。

口の中の唾液量が減る夜間は原因菌が活動しやすいからです。

寝る前に細菌を増やさない機能をもったデンタルリンスなどを活用することもよいでしょう。

 

むし歯予防を始めとする歯と口の健康づくりには、定期的に歯科医師や歯科衛生士などから

チェックやブラッシング指導を受け、毎日のみがき残しを減らすことが大切です。

歯科専門家がおこなう「プロフェッショナルケア」と、ご家庭の「セルフケア」の両方で

歯と口の健康を保つのが、予防歯科の考え方です。

毎日、予防歯科を実践して、歯と口の大切な健康を守りましょう。

 

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